タイヤ点検

1. タイヤの日におけるタイヤ点検

本点検は「4月8日タイヤの日」啓発活動の一環として、全国タイヤ商工協同組合連合会 と共にユーザーの皆様にタイヤの日常点検・整備の重要性を幅広く訴求することを目的に実施しています。

(1) 2022年度スケジュール

新型コロナウイルス感染防止対策の徹底が求められる状況を踏まえ、ドライバー様をはじめ、点検実施関係者等タイヤ点検活動に係る全ての関係者の安全面を考えた結果、2020年、2021年に続き、2022年についてもタイヤ点検活動は中止となりました。
尚、2022年は、新型コロナウイルスの感染防止に配慮した上で、ノベルティ配布、のぼり旗やパネル掲示によるPR活動を実施いたしました。

(2) 点検結果(参考 2019年の点検結果)

① タイヤ整備の車種別状況(表-1)

タイヤの整備不良車両は、点検台数338台中76台(不良率は22.5%)となっております。

表-1 タイヤ整備状況
車種 点検車両台数 タイヤ整備不良台数 不良率
乗用車系 303台 63台 20.8%
貨物系 35台 13台 37.1%
合計 338台 76台 22.5%

② 主なタイヤ整備不良の項目別内訳(表-2)

乗用車系・貨物系共に「空気圧不足」が1位(乗用車系18.8%、貨物系34.3%)となっております。空気圧不足は、自動車燃費に悪影響を及ぼすばかりではなく、安全走行にも影響いたします。このため、空気圧が不足していた場合には、その場で空気を補充しつつ、ドライバーに対しては、日常点検(空気圧管理)の励行をお願いいたしました。

表-2 主なタイヤ整備不良の項目別内訳
項   目 乗用車系 貨物系 合計
件 数 不良率 件 数 不良率 件 数 不良率
タイヤ溝不足 3 1.0 1 2.9 4 1.2
偏摩耗 4 1.3 1 2.9 5 1.5
外傷 0 0.0 0 0.0 0 0.0
釘・異物踏み 1 0.3 0 0.0 1 0.3
空気圧不足 57 18.8 12 34.3 69 20.4
その他 3 1.0 0 0.0 3 0.9
68 14 82
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(2019年4月5日・基山PA)

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(2019年4月15日・三木SA)

2. 浜名湖サービスエリアにおけるタイヤ点検

本点検は、タイヤ整備不良に起因する自動車事故の未然防止を図ることを目的に、東名高速道路が全線開通した当初より実施しています。

(1) 2022年度スケジュール

点検日時:
2022年10月19日(水)10:00~12:00
点検場所:
東名高速道路 浜名湖サービスエリア 上下線駐車場
点検内容:
駐車中の乗用車のタイヤ点検
そ の 他:
リーフレットを同梱した粗品等を配布しタイヤの日常点検・整備の重要性を訴求

(2) 点検結果(2022年度)

①タイヤ整備不良状況(乗用車)

点検台数 タイヤ整備不良台数 不良率(%) 対前回増減 前回不良率(%)
75 36 48.0 -1.6 49.6
備考)
  • 不良率:「タイヤ整備不良台数」/「点検台数」X 100

②タイヤ整備不良の項目別内訳(乗用車)

不良項目 件数 不良率(%) 対前回増減 前回不良率(%)
タイヤ溝不足 0件 0.0 -0.8 0.8
偏摩耗 0件 0.0 0.0 0.0
外傷 1件 1.3 1.3 0.0
釘・異物踏み 0件 0.0 0.0 0.0
空気圧不足 33件 44.0 -4.8 48.8
その場 5件 6.7 5.9 0.8
合計 39件
備考)
  • 1台の車両で複数のタイヤ整備不良(項目)がある場合がある為、タイヤ整備不良車両台数とタイヤ整備不良件数は必ずしも一致しない。
  • 不良率:「不良項目件数」/「点検台数」X 100
  • 空気圧は実測(ホット状態)。

3. 年間タイヤ点検結果

タイヤの日におけるタイヤ点検、浜名湖SAにおけるタイヤ点検、各地区におけるタイヤ点検結果の合計です。

(1) 2022年点検結果

一般社団法人 日本自動車タイヤ協会
2022年
高速道路 一般道路
点検回数(回) 3 12 15
点検車両A(台) 92 486 578
タイヤ整備不良車両B(台) 40 118 158
不良率B/A(%) 43.5 24.3 27.3
件数・不良率 件数 不良率 件数 不良率 件数 不良率
タイヤ整備不良の内訳
タイヤ溝不足 1 1.1 6 1.2 7 1.2
偏摩耗 2 2.2 18 3.7 20 3.5
外傷(コードに達するもの) 2 2.2 2 0.4 4 0.7
釘・異物踏み 0 0.0 1 0.2 1 0.2
空気圧不足 33 35.9 83 17.1 116 20.1
その他 5 5.4 33 6.8 38 6.6
43 _ 143 _ 186 _
注)
  • 1. 1台の車両で複数のタイヤ整備不良(項目)がある場合があり、タイヤ整備不良車両台数とタイヤ整備不良件数は必ずしも一致しない。
  • 2. 不良率:「タイヤ整備不良車両台数又は不良項目件数」/「点検車両台数」×100(小数点以下第2位を四捨五入。)
  • 3. 高速道路とは自動車専用道路を含む。
  • 4. 空気圧測定方法は、目視検査とエアゲージによる実測の両方。また、タイヤの状態としては、ホットエアーを含む。

4. 啓発ビデオ