タイヤの規格

タイヤ技術の進歩に即応したタイヤ規格を作成することにより、国内外の標準化に協力するとともに、我が国のタイヤ技術の発展ならびに品質の向上に寄与する。

• タイヤ規格委員会規則
• タイヤ規格部会規程
• ISO規格部会規程

主として、国内で使用するタイヤの標準化・単純化・統一化を進めるための規格であり、その互換性を確保し、適正なタイヤの生産及び使用の合理化に寄与することを目的とする。

備考1

ランフラットタイヤ （セルフサポートタイヤ） の場合、リム径の呼びの表示の前に文字「F」及び次の図が表示される。

例） 245/40RF19 94Ｙ, 245/40ZRF19 94Y

エクステンディッドモビリティタイヤの場合、呼びの表示は変更されず、次の図が表示される。

例） 245/40R19 94Ｙ, 245/40ZR19 94Y

ランフラットタイヤ及びエクステンディッドモビリティタイヤとはISO 16992に定められたものとし、その運用については道路運送車両の保安基準に基づく。

備考2

通常のタイヤが通常の空気圧で負荷することを許された質量よりも、高い空気圧でより大きい質量を負荷できるように設計されたタイヤをいう。

• 2023年版
• 2022年版
• 2021年版
• 2020年版
• 2019年版
• 2018年版
• 2017年版

ISO（International Organization for Standardization：国際標準化機構）とは、スイスのジュネーブに本部を置く非営利団体である。電気・電子及び電気通信を除くあらゆる分野の工業規格の策定を行う世界最大の国際標準化機関で、各国の代表的標準化機関から構成され、「国家間の製品やサービスの交換を助けるために、標準化活動の発展を促進すること」「知的、科学的、技術的、そして経済的活動における国家間協力を発展させること」を目的に活動される。

我が国の経済を支える基幹産業とも言える自動車は国際的な流通商品となっており、また、それに装着される自動車用タイヤについても国際的な標準規格の策定が望まれている。

ISOでは分野ごとに専門委員会（Techinical Comittee：TC）が設置されており、タイヤの国際規格はその専門委員会の一つであるタイヤ、リム及びタイヤバルブ専門委員会（ISO/TC31）において策定されいる。JATMAはISOのmember body（加盟団体）であるJISC（Japanese Industrial Standards Committee：日本産業標準調査会）よりISO/TC31の国内審議団体として承認され、これに臨んでいる。