安全に乗るために

1. 日常点検チェックポイント

(1) キズ・亀裂などのチェック

コードに達している外傷、ゴム割れのあるタイヤは使用しないでください。タイヤが損傷し、事故に繋がるおそれがあります。

タイヤに亀裂又は釘、金属片、ガラスなどが刺さっていたり、溝に石その他異物を噛み込んでいないか確認して下さい。異物を発見した時は、タイヤ販売店に相談の上、取り除いてください。(異物を取り除いた場合、急激に空気が抜けるおそれがあります。)

(2) 摩耗限度のチェック

タイヤの使用限度は残り溝1.6mmです。それ以前に新品タイヤと交換してください。 但し、小形トラック用タイヤは高速道路を走行する場合、残り溝が2.4mm以上であることとする使用制限を守ってください。 残り溝1.6mmを表す目安として、スリップサインを設けています。 スリップサインとは、タイヤの使用限度の目安として、接地部の溝に設けられているサインです。タイヤがすり減って残り溝が1.6mmになると溝が途切れこのサインが現れます。

(3) ハイドロプレーニング現象

自動車が水の溜まった道路を高速走行する場合、タイヤ溝で路面の水を排除しきれずにハイドロプレーニング(タイヤの水上滑走現象)を起すことがあります。

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実験映像/走行速度60km/h(タイヤが接地した状態)

実験映像/走行速度80~100km/h(タイヤが浮いた状態)

(4) タイヤの位置交換(ローテーション)

タイヤの位置交換は、車両の使用条件及び摩耗状態に応じて適正な方法で定期的に行ってください。また、偏摩耗の兆候が認められる場合は、速やかに行ってください。

タイヤサイド部に回転方向又は取り付け方法等の指定があるタイヤは、その指定の通りに正しく装着してください。

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2. 運転時の注意点

  • タイヤのタイプやサイズを変更した場合は、タイヤの運動特性が変化するので、 慣れるまでは走行速度等に注意して運転してください。
  • タイヤを傷つけるおそれがあるので、道路の縁石等にタイヤの側面を接触させたり、道路上の凹みや突起物の乗り越しなどは避けてください。
  • 急発進、急加速、急旋回及び急制動は危険ですので避けてください。 特に湿潤路、積雪路及び凍結路は滑りやすく、事故になるおそれがあるため、 急カーブでは減速するなど、道路状況に応じた適切な運転をしてください。
  • 走行中は、常に走行速度に応じた車間距離を確保してください。 特に、湿潤路、積雪路及び凍結路走行時は充分な車間距離を確保してください。
  • タイヤの制動性能は、車両の走行速度、路面状況、タイヤ溝の摩耗量及びタイプ(夏用タイヤ、冬用タイヤ等)により異なります。冬用タイヤは積雪路及び凍結路面性能を重視しています。特に、乾燥路及び湿潤路で使用する場合は、実際の交通(速度)規制に従い走行速度に注意し、急発進、急制動、急旋回を避け、安全運転に心がけてください。
  • 走行中に車両が操縦不安定になったり、異常な音及び振動を感じたときは、速やかに安全な場所に停車して、 車両及びタイヤを点検してください。タイヤに変形等異常がないか確認して下さい。また、外観上、異常がなくても、できる限り低速で移動し、タイヤ販売店等へ点検を依頼してください。
  • その他ご不明な点などは、タイヤ販売店等にご相談ください。
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3. 使用・保管上の注意

  • タイヤを保管する場合は、直射日光、雨及び水、油類、ストーブ類の熱源及び電気火花の出る装置に近い場所などを避けてください。

4. 長期経過タイヤの点検・交換について (乗用車用タイヤ、小形トラック用タイヤ、トラック及びバス用タイヤ)

タイヤは自動車の安全にとって重要な役割を担っています。

一方、タイヤは様々な材料からできたゴム製品であり、ゴムの特性が経時変化するのに伴い、タイヤの特性も変化します。その特性の変化はそれぞれ環境条件・保管条件及び使用方法(荷重、速度、空気圧)などに左右され ますので、点検が必要です。

従って、お客様による日常点検に加え、使用開始後 5年以上経過したタイヤについては、継続使用に適しているかどうか、すみやかにタイヤ販売店等での点検を受けられることをお奨め致します。また同時にスペアタイヤについても点検を受けられることをお奨め致します。また、外観上使用可能のように見えたとしても(溝深さが法律に規定されている値まですり減っていない場合も)製造後 10年(注)経過したタイヤ(含むスペアタイヤ)は新しいタイヤに交換されることをお奨め致します。

なお、車両メーカーがその車の特性からタイヤの点検や交換時期をオーナーズマニュアル等に記載している場合もありますので、その記載内容についてもご確認下さい。

《注:ここに記載した10年という年数は、あくまで目安であって、そのタイヤの実際の使用期限(すなわち、継続使用に適していないこと、または安全上の問題があるかもしれないことを示す時期)を示すものではありません。従って、環境条件・保管条件及び使用方法によって、この年数を経過したタイヤであっても、継続使用に適している場合もあれば、この年数を経過していないタイヤであっても継続使用に適していない場合もあります。10年を経過していないタイヤであっても、上記の環境条件等によっては交換する必要がある場合があることにご注意下さい。また、この10年という年数及びタイヤ販売店等による点検のお奨め時期である使用開始後5年という年数は、いずれも各タイヤメーカー・販売会社・販売店による品質保証期間・期限を示すものでもありません》

タイヤの点検要領

  • 製造年週の確認方法

2000年以降の製造番号では、下4桁(例1220)の数字で製造年週を示しています。 最初の数字12は週(12 週目)を、最後の数字20 は年(2020 年)を示します。

1999年以前の製造番号では、下3桁(例159)の数字で製造年週を示しています。 最初の数字15は週(15週目)を、最後の数字9 は年(1999 年)を示します。

  • 外観診断

外観診断で下記の症状が出たら早めに交換してください。

  • 劣化状態のチェック
cracks-due
「経時変化によるひび割れ」
表面のひび割れですが成長し、 亀裂がカーカスに至る場合があります。
点検の頻度を増やし、注意してお使いください
cracks-grown
「経時変化によりひび割れが成長した亀裂」
亀裂がカーカスに至っている可能性があります。 水分等の浸入によって、セパレーションが発生する恐れがあります。
早めの交換をおすすめします
  • その他
下記の項目についてもチェックし、
下記症状が見られたら新しいタイヤ・バルブに交換してください。
チェック項目 タイヤ・バルブの症状
溝深さ スリップサイン露出
摩耗状態 偏摩耗によるコードの露出
外傷 ベルト・カーカスに達する傷
トレッドのふくらみ 局部的なふくれ
サイドのふくらみ 局部的なふくれ
その他 各部位の極端な変形
バルブ・バルブコア 変形、亀裂・腐食
  • 空気圧点検

空気圧も確認し、指定空気圧以下の場合は適正空気圧に補充してください。