低車外音タイヤのラベリング制度

1. 低車外音タイヤのラベリング制度とは?

自動車の走行時における騒音対策として、日本ではこれまで車両に対する騒音規制が実施され、累次の規制強化が行われてきたところです。累次の規制強化を通じてエンジン等に起因する騒音の低減が進んだ結果、自動車の走行時におけるタイヤの寄与率が相対的に高くなってきていることから、タイヤの騒音低減対策として国際連合欧州経済委員会(United Nations Economic Commissions for Europe = UNECE)において策定された技術基準(UN R117-02)が定める車外騒音基準値を満たすタイヤの装着が国内で販売される新車に対し、2018年から段階的に義務付けられることとなりました。一方市販用タイヤについては日本でのタイヤ騒音規制導入が具体化していないことから、自動車タイヤ業界の自主的な取り組みとして、UN R117-02が定める車外騒音基準値を満たすタイヤを「低車外音タイヤ」として、その表示制度を定めることで低車外音タイヤの普及促進を図ることとしました。

この制度の対象は、乗用車用タイヤ、小形トラック用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、それぞれの夏冬用の市販用タイヤとしています。この制度はタイヤラベル、タイヤカタログ、各社ウェブサイト等の販促物での「低車外音タイヤ」の呼称やそれを表すアイコンの表示方法を定めるものです。運用は2023年1月から開始致します。

2. 低車外音タイヤの基準について

「低車外音タイヤ」の基準とは、UNECEの「UN R117-02」に定めるタイヤの車外騒音基準値のことで、各タイヤカテゴリーについて以下の通り規定されています。

乗用車用タイヤ

断面幅の呼び 規制値dB (A)
185以下 70
185超245以下 71
245超275以下 72
275超 74
「過酷な降雪条件下で使用するためのスノータイヤ」、エクストラロードタイヤ、レインフォースドタイヤ、またはこれらの組み合わせについては、上記基準値を1 dB (A) 引き上げるものとする

小形トラック用タイヤ

用途カテゴリー 規制値dB (A)
トラクション
タイヤ以外
トラクション
タイヤ
ノーマルタイヤ 72 73
スノータイヤ 72 73
過酷な降雪条件下で使用するためのスノータイヤ 73 75
特殊用途タイヤ 74 75
トラクションタイヤとは、さまざまな状況において力の伝達をするために、主に車両の駆動軸に装着することを目的とした小型商用車用タイヤ又は中型・大型商用車用 のタイヤで、そのトレッドパターンが一定の技術的要件を満たしているものです。

トラック・バス用タイヤ

用途カテゴリー 規制値dB (A)
トラクション
タイヤ以外
トラクション
タイヤ
ノーマルタイヤ 73 75
スノータイヤ 73 75
過酷な降雪条件下で使用するためのスノータイヤ 74 76
特殊用途タイヤ 75 77
UN R117-02規制の対象外となるタイヤ(応急用スペアタイヤ、プロフェッショナルオフロードタイヤ等)は、当該制度の対象外です。

3. 表示方法

「低車外音タイヤ」の呼称やそれを表す以下アイコンが表示されているタイヤは、上記2項の基準を満たしたタイヤであることを示します。

低車外音タイヤアイコン

4. よくある質問

よくある質問については、こちらをご確認下さい。

5. 問い合わせ先

一般社団法人 日本自動車タイヤ協会
国際部
〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-8-21虎ノ門33森ビル8階
TEL.03-3435-9094 FAX.03-3435-9097
E-mail teishagaiontaiya@jatma.or.jp