2023年自動車タイヤ国内需要年央見直し

2023年7月14日

一般社団法人日本自動車タイヤ協会

[ I ] 需要見直し前提

1.経済環境

実質経済成長率は当初見通しの2.2%から1.5%へ修正した。

2.自動車動向

自動車生産台数は8,627千台・前年比110%と見込まれる。国内販売台数は当初見通しを上回る前年比116%、輸出台数は当初見通しを下回る前年比104%とした。

(表-1)経済・自動車動向

[ II ] 自動車タイヤ国内需要動向

1.新車用タイヤ需要動向

(1)乗用車用タイヤ

上期実績は前年比120%となった。下期も前年を上回ると見込み、年間では31,946千本・前年比111%へ修正した。

(2)小形トラック用タイヤ

上期実績は前年比106%となった。下期は前年を下回ると見込み、年間では5,060千本・前年比102%へ修正した。

(3)トラック・バス用タイヤ

上期実績は前年比112%となった。下期は前年を下回ると見込み、年間では1,154千本・前年比103%へ修正した。

(表-2)2023年新車用タイヤ需要見通し

2.市販用タイヤ 販社販売需要動向

(1)乗用車用タイヤ

夏用タイヤの上期実績は前年比92%となった。下期は前年を上回ると見込み、年間では32,631千本・前年比97%へ修正した。
冬用タイヤの上期実績は前年比137%となった。下期は前年を下回ると見込み、年間では16,444千本・前年比101%へ修正した。

(2)小形トラック用タイヤ

夏用タイヤの上期実績は前年比93%となった。下期は前年を上回ると見込み、年間では8,957千本・前年比98%へ修正した。
冬用タイヤの上期実績は前年比127%となった。下期は前年を下回ると見込み、年間では4,565千本・前年比96%へ修正した。

(3)トラック・バス用タイヤ

夏用タイヤの上期実績は前年比88%となった。下期は前年を上回ると見込み、年間では2,867千本・前年比96%へ修正した。
冬用タイヤの上期実績は前年比144%となった。下期は前年を下回ると見込み、年間では2,553千本・前年比96%へ修正した

(表-3)2023年市販用タイヤ夏・冬用需要見通し(販社販売)

3.市販用タイヤ メーカー出荷需要動向

前記販社販売を踏まえ、メーカー出荷需要を算出すると、年間の四輪車用計は67,971千本・前年比97%となった。

(表-4)2023年市販用タイヤ夏・冬用需要見通し(メーカー出荷)

4.メーカー出荷需要動向(四輪以外を含む)

四輪以外の特殊車両用と二輪車用を含む国内総需要本数は109,914千本・前年比101%となった。

(表-5)2023年自動車タイヤ夏・冬用需要見通し(メーカー出荷)