廃タイヤ(使用済みタイヤ)リサイクル状況及び廃タイヤの不法投棄状況を取りまとめました。

No.1265

2023年4月27日

j-news_header1245

 

一般社団法人日本自動車タイヤ協会

1. 2022年廃タイヤ(使用済みタイヤ)リサイクル状況

1. 発生量

日本国内における2022年(1~12月)の廃タイヤ(使用済みタイヤ)の発生量は、「タイヤ取替時」「廃車時」の合計で、本数で9,200万本、重量で100万8,000トンと、前年と比較して本数で100万本、重量で2万1,000トン増加した。

① タイヤ取替時

「タイヤ取替時」の発生量は、本数で8,000万本、重量で89万1,000トンと、前年と比較して本数、重量ともに増加し、コロナ禍前の2019年と同等水準となった。

② 廃車時

「廃車時」の発生量は、本数で1,200万本、重量で11万7,000トンと、前年と比較して、本数、重量ともに減少した。2022年は新車販売が減少し下取り車も減少。廃車時の廃タイヤ発生量も減少となった。

2. リサイクル状況

2022年のリサイクル利用量は、原形加工利用が前年比113%、熱利用が同104%、輸出が同126%と、いずれにおいても前年比プラスとなった。リサイクル利用量の合計は前年より8万トン増加し、合計で98万4,000トンであった。
石炭等化石燃料の価格高騰により、代替燃料としての廃タイヤ需要が増大。また、今春の省エネ法の改正により、事業者は非化石燃料への更なる転換が求められることも廃タイヤの燃料需要を後押ししている。

3. その他

・当会が公表しているリサイクル状況は、日本国内で発生した廃タイヤ(使用済みタイヤ)の処理状況を把握するためのものであるため、ここには集計されていないが、近年、国内の熱利用先が海外から廃タイヤの切断品/破砕品を有価購入する状況が続いている。2022年の年間輸入量は約7万9,900トンで、前年に比べ約5,000トン増加している。
・廃タイヤの熱利用において、ビードワイヤー等の鉄素材を除去した破砕品の需要が増加しており、鉄素材は事前に分別されマテリアルリサイクルされていることから、今回から原形加工利用の「その他」の区分名を「その他(鉄原料を含む)」に変更し、これに含めることとした。
・廃タイヤから油やカーボンブラック等を取り出すリサイクルについて、従来はガス化炉により行われていた為、区分名を「ガス化炉(原燃料)」としていたが、このようなリサイクルを行う設備はガス化炉に限らないため、今回から「熱分解(原燃料)」とした。

以上

廃タイヤ(使用済みタイヤ)のルート別発生量

2. 廃タイヤの不法投棄(残存量)状況(2023年2月末調査結果)

廃タイヤの不法投棄状況
不法投棄状況推移

本件に関するお問い合わせ先

一般社団法人日本自動車タイヤ協会 環境部 時田、髙橋

電話 03-3435-9092