「タイヤのLCCO2算定ガイドラインVer.3.0」の発行について

No.1245

2021 年 5 月 19日

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一般社団法人日本自動車タイヤ協会(会長 東正浩)は、「タイヤのLCCO2算定ガイドラインVer.3.0」を発行いたしました。

本ガイドラインは、タイヤのライフサイクルにおける温室効果ガス排出量の基本的な算定方法、算定例を示しているもので、国内各タイヤメーカーにおける温室効果ガス排出量の算定や当会における国内市場のCO2排出量削減効果の算定などに活用されているものです。

本ガイドラインは当会ホームページでご案内しております。

日本語版:https://www.jatma.or.jp/environment_recycle/globalwarming.html

英語版:https://www.jatma.or.jp/english/tyrerecycling/index.html

「タイヤのLCCO2算定ガイドラインVer.3.0」は2012年に発行したVer.2.0の改訂版です。

Ver.2.0の発行以降、車両燃費の改善、WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議) TIP*1によるPCR*2発行など、自動車・タイヤ業界を取り巻く状況変化を踏まえ、より実態に即した算出ができるように改訂しました。

  • * 1: Tire Industry Project : JATMA正会員4社を含む、世界のタイヤメーカー11社で構成。
  • * 2: Product Category Rule : 2017年にUL社より発行。EPD(タイプⅢ環境ラベル)を作成するためのガイダンス。

主な改訂点は次の通りです。

  • 最新のデータ・情報の反映、シナリオの見直し
    (代表タイヤサイズ、重量、材料構成、各社の生産エネルギーデータ、輸送シナリオ、使用済みタイヤリサイクル状況、インベントリデータなど)
  • 最新の車両、タイヤによる燃費試験を実施し、試験結果を使用段階の算定例に反映

また、本ガイドラインは一般社団法人日本LCA推進機構によるクリティカルレビューを受け、ISO14040:2006及びISO14044:2006に準拠していることの認定を受けています。

当会は本ガイドラインが関係各位による温室効果ガス排出量の算定、さらには低炭素社会への貢献の一助となることを期待しています。

本件に関するお問合せ先

環境部:中島、時田

電話 03-5408-5051