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廃タイヤ(使用済みタイヤ)リサイクル状況及び廃タイヤの不法投棄状況について

2020年4月24日

2019年廃タイヤ(使用済みタイヤ)リサイクル状況

一般社団法人日本自動車タイヤ協会

1. 発生量

日本国内における2019年(1〜12月)の廃タイヤ(使用済みタイヤ)の発生量は、「タイヤ取替え時」「廃車時」の合計で、本数で9,600万本、重量で102万6,000トンと、前年と比較して本数は同数、重量は6,000トン減少した。
@ タイヤ取替え時
「タイヤ取替え時」の発生量は、本数で8,100万本、重量で88万4,000トンと、前年と比較して本数、重量ともに減少した。
A 廃車時
「廃車時」の発生量は、本数で1,500万本、重量で14万2,000トンと、前年と比較して本数、重量ともに微増となった 。

2. リサイクル状況

2019年のリサイクル利用量は、合計で96万6,000トンと、前年より3万1,000トン減少し、リサイクル率は94%と3ポイントのダウンとなった。
特に、製紙工場における使用量が前年と比較して4万4,000トン減少した。これは、ペーパーレス化等の影響による紙生産量の低下が要因であると考えられる。
また、国内の熱利用先が廃タイヤの切断品/破砕品を購入する際の価格は、他の廃棄物由来燃料との競合により、ここ数年、下落傾向が顕著になっている。

3. その他

当会が公表しているリサイクル状況は、日本国内で発生した廃タイヤ(使用済みタイヤ)の処理状況を把握するためのものであるため、ここには集計されていないが、近年、国内の熱利用先が海外から廃タイヤの切断品/破砕品を有価購入する状況が続いており、2019年の年間輸入量は約9万6,000トンと、前年より約6,000トン増加した。

以上

廃タイヤのルート別発生量/廃タイヤのリサイクル状況 廃タイヤの不法投棄状況 不法集積・不法投棄状況推移
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